今や楽団のWebサイトは、演奏会情報や団員募集を行う上で必須のツール。
当然、サイトから読み取れる情報でコンサートの集客や問い合わせにも大きな差が生まれてくる時代です。
今回は、そんな楽団サイトをより良くしていくために、実際に一般の方にサイトを触ってもらい、その感想や課題、良いところなどを教えてくれる「ユーザテストExpress」をご紹介します!(しかも無料でも使える)
そもそもユーザーテストって?
簡単に言うと、実際にサイトを使う立場の人(ユーザー)にサイトを触ってもらい、その感想やわかりにくい点などを観察・調査することです。モニタの属性はある程度選ぶことができ、「○○歳以上の吹奏楽経験者」に見てもらう、といったことも可能です。
何がわかるの?
ずばり「サイトを使っているときの心理(気持ち)」、「サイトの課題」が見えてきます。
一般的なユーザーの視点(客観的な立場)でサイトを使ってくれるため、運営している側では気付かないような問題点などを知ることができます。
何に役立つの?
例えば…
- 演奏会の情報
「詳細がわかりにくい」「魅力が伝わりにくい」 - 団員募集
「応募方法がわからない」「団の雰囲気がわからない」 - サイト全体
「文字が小さい」「情報を探しにくい」
といった具体的な意見を拾うことができ、改善のヒントが見えてきます。
早速調査!
登録
百聞は一見にしかず。とりあえずやってみましょう。
まずは以下から登録!
「ユーザテストExpress」
登録は、ほぼメールアドレスのみの超お手軽仕様。
しかも、初回は無料で利用可能(毎月先着500名)だからハードルもとても低いですね。
調査対象者の募集
「調査したいサイトのURL」、「調査をお願いしたいモニタの選定条件」を入力すると募集が開始されます。
特に、「選定条件」で記載した内容で候補者の集まり方が変わるのでここが最初の重要なポイント。
なるべくわかりやすく、属性が特定できるよう言葉を工夫しましょう。
例えば、
- 「吹奏楽が好きで、一般の吹奏楽団」を「検討」したことがある人
なら、吹奏楽経験者に絞り込むことができますし、 - 「一般の吹奏楽団」を「インターネットで探し、問い合わせ」したことがある人
なら、より行動したことがある人に絞り込み、調査を依頼することができます。
凝り過ぎると候補者が少なくなってしまう可能性もありますので、バランスを見ながら目的に合った質問を検討してみてください。
調査対象者の選定
しばらくすると、候補者が集まってきますので、コメントや年齢・性別などを見ながらより最適と思う人を選択し調査を依頼してください。
自分の団のサイトを見てもらいたい場合は「自社サイトの課題把握」を選択すれば大丈夫です。
大抵はこれで必要な情報は足りますが、好みに応じて「検索」や「競合」の選択も可能です。
調査結果のチェック
調査が完了すると、調査中の動画が確認できます。
実際にサイトを使っている様子が見られるため、どこで迷っているか、どんな動きをしているかが手に取るようにわかります。
また、調査中に頭の中で思ったことは全て言葉にするよう指示が入っておりますので、調査中の感情・心理状態も確認ができます。
調査結果を基にサイトを改善!
客観的な意見をもらえたら、あとはあなた次第!
その意見を基にどう改善していくかを検討し実施してみてください。
ちなみに、余裕があれば複数の人に調査をお願いすると、より統計的な結果が得られます。
海外のデータでは、3人の調査で問題点の約65%、5人の調査で80%以上の課題を発見可能とのこと。参考までに。