隠れた?名曲「交響曲第2番 / ジェイムズ・バーンズ」

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選曲ノオト」、演奏会のメイン・サブメインにおすすめな作品の紹介です!

ジェイムズ・バーンズが作曲した交響曲…といえば、「交響曲第3番」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。バーンズの作品としてだけでなく、吹奏楽のレパートリーとしても確固たる地位を確立している人気作品です。

しかし、“3番”の人気が高いからこそ埋もれがちな曲が“2番”
今回はそんな「交響曲第2番」にスポットを当てます。

ちなみに当団は、2016年5月28日(土)の第19回定期演奏会にて「交響曲第3番」を演奏いたしますが、第16回定期演奏会では「交響曲第2番」を演奏しました。
どちらもJ.バーンズの魅力が凝縮されているので、ぜひいろいろな方に取り組んでいただきたい(聴いていただきたい)作品たちと思っています。

この「交響曲第2番」、3楽章形式で演奏時間は22分程と、交響曲にしては比較的短く演奏しやすい部類に入るかと思います。

ただし、そこは「交響曲」。
その完成度は客観的にも認められており、初演された1982年に、世界中の優れたバンド作品から選ばれる「ニール・A・チョス記念作曲賞」の第1位を獲得するほど。

短い中でも密度の濃い構成が魅力的で、哀愁を帯びた第1主題と、不吉な印象の第2主題が対話するように交錯する第1楽章「エレジア(哀歌)」。変奏曲と讃美歌が共存し、多彩な表情を見せる第2楽章「ヴァリアツィオーニ・インテッロッテ(中断された変奏曲)」。高揚感にあふれ、エネルギッシュで輝かしい第3楽章「フィナーレ(終曲)」から成っています。

第2楽章のヴァリアツィオーニ・インテッロッテ(中断された変奏曲)では、変奏曲の中に讃美歌のフレーズが厳かに流れます。
“3番”や“5番”など、J.バーンズの交響曲にはモチーフとなる讃美歌・歌などが使われているケースが多く、この作品にも同様のアイディアが見えるところは、作品をまたいで面白い点といえるかもしれません。

モチーフとなっている讃美歌はこちら。

そして、この2楽章。
B.バルトーク作曲「管弦楽のための協奏曲」をご存じなら、第4楽章「中断された間奏曲」が脳裏をよぎり、より楽しめるかもしれません。

楽曲解説などで明確な言及はされていないものの、そんな楽しみを持って聴く&挑戦してみるのもおすすめの作品です♪
演奏会のプログラム候補としていかがでしょうか。

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