本日は、ミュゼ・ダール吹奏楽団「第23回定期演奏会」にお越しいただきまして誠にありがとうございました。
この記事は、当日の会場内に掲示されたアンコール情報からもアクセス可能な「プログラムノートの番外編」です。
本日のバンドのアンコールでは、以下の作品を演奏いたしました。
- 日本民謡による幻想曲 -「砂山」の主題による / サミュエル・ヘイゾ
楽曲解説
日本民謡による幻想曲 -「砂山」の主題による / サミュエル・ヘイゾ
(作曲者のプログラムノートより引用)
この曲は、子供の頃に母親と父親からオルゴールを与えられたある日本人の少女の物語である。
このオルゴールは日本の童謡「砂山」を鳴らした。少女にとって、このオルゴールは安らぎと慰めになった。
少女が大人になったとき、アメリカ人と恋に落ち、日本の村に残るか、結婚してアメリカに渡るかの選択に迫られた。彼女は日本を去り、恋人との愛を選んだ。しかし、彼女の心の一部には、生まれ育った日本への郷愁が芽生えていた。
初めは抑えていた想いは時間が過ぎ行くとともに強くなり、秘めた愛と葛藤は、、女性の心の中にだけ存在していた。
彼女の心を閉じこめる状況から逃れるために唯一できることは、子供の頃に聞いたオルゴールを開き、その最初の音で泣くことだった。
おわりに
本日の演奏会はいかがでしたでしょうか。
約1年半の活動休止を経て、3年ぶりの演奏会。
ゲストの皆様をはじめ、多くの方のご協力で無事に開催することができました。
「さらに、よりよく」飛躍すべく、精進してまいります。今後とも当団の活動にご期待ください。
改めまして、本日はご来場いただきありがとうございました。
2022年5月5日(木・祝)ミュゼ・ダール吹奏楽団